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現役投手のためのブログ

2013年10月26日

2013ワールドシリーズ1勝1敗タイ

2013ワールドシリーズ第2戦
8:07 PM ET, October 24, 2013
Fenway Park, Boston, Massachusetts

Cardinals 4     Red Sox 2
                
 1勝1敗                   1勝1敗

123456789RHE
STL000100300471
BOS000002000242
 



W: M. Wacha (1-0)
L: J. Lackey (0-1)
S: T. Rosenthal (1)

 ワールドシリーズ第2戦の1番の注目は、カージナルスの新人マイケル・ワカMichael Wacha 投手(22歳)がレッドソックスの強力打線を抑えることができるかどうかにありました。ワカは21歳の新人ながら、リーグ優勝決定戦で、ナリーグのサイヤング賞候補のクレイトン・カーショーに2度投げ勝ち、MVPに輝いています。2試合とも無失点に抑え、地区シリーズでも1勝を挙げており、カージナルスをワールドシリーズに導く原動力となりました。

 今日のワカは調子自体はベストではありませんでしたが、5回までに許した安打は2本だけでした。しかし、コントロールはあまり良くありませんでした。1つにはレッドソックス打線がワカの低めのボールになるチェンジアップに手を出さなかったせいです。試合は6回の表を終わって1対0とカージナルスがリードし、このままワカがレッドソックスを完封しそうな状況でした。

 しかし、6回1アウトから3番ダスティン・ペドロイアDustin Pedroia に四球を出してしまい、4番デイビッド・オルティスにフルカウントからのチェンジアップを左中間スタンドに打たれ、2失点。2対1とレッドソックスが逆転しました。
 

 レッドソックスは先発ジョン・ラッキーJohn Lackey が7回先頭打者を見逃し三振に打ち取り、このままレッドソックスが逃げ切るかと思えましたが、次の打者に四球を出して、さらにヒットを打たれ、1アウト1塁、2塁になった所で、左腕のクレイグ・ブレスローCraig Breslow と交代。カージナルスは左投手に弱く、ブレスローはポストシーズンで無失点と好調なことが、田沢投手ではなくブレスローに代えた理由の1つでしょう。回はまだ7回なので、本来であれば田沢投手が投げていたかもしれません。

 この回のカージナルスの走塁は積極的でした。2塁走者に代えて昨日2個のエラーをして大きな敗因となってしまったピート・コズマPete Kozmaを代走に送りました。そして、投手が左投手ということもあり、ダブルスチールを成功させます。そして、ブレスローは四球を出してしまい、1アウト満塁。

 マット・カーペンターMatt Carpenterはレフト正面よりややセンター側の浅めのフライを打ちました。本来であれば、タッチアップはしない状況でしたが、カージナルスの走塁コーチは大きなギャンブルに出ました。ゴーサインを出したのです。レフトのジョニー・ゴメスJonny Gomesは本塁に送球しましたが、やや一塁側にそれ、これを捕手のサルタラマッキアJarrod Saltalamacchia が捕球ミス。1点が入り、2対2の同点。

 バックアップに入っていた投手のブレスローがそれたボールを捕球し、3塁に送球しましたが、これが悪送球になり、3塁走者が本塁まで生還。さらに1点が入りました。カージナルスが3対2と逆転しました。

 さらに、昨日、オルティスの満塁ホームランになりそうな当たりを好捕した際、肋骨を強打して出場が危ぶまれていたカルロス・ベルトランCarlos Beltran がタイムリーヒットを打ち、さらに1点追加。カージナルスがこの回3点を奪い、4対2とリードしました。ここで、田沢投手が登板し、2塁ゴロを打たせこの回終了。

 レッドソックスは8回から、ブランドン・ワークマンBrandon Workmanが登板し、ヒット1本打たれましたが無失点に抑えました。

 
 レッドソックスは9回から、ワールドシリーズ初登板となる上原投手が登場。
 レフトフライ、ショートゴロ、3塁ライナーと3人を10球で片付けました。

 レッドソックスは7回、8回をカルロス・マルチネスCarlos Martinez(22歳) にオルティスの1安打のみ、3三振に抑えられ、9回は100マイルを投げるクローザー、トレバー・ローゼンタールTrevor Rosenthal(23歳)に3三振を奪われ試合終了。結局カージナルスが4対2でレッドソックスに逆転勝ちし、シリーズ1勝1敗のタイになりました。

 このシリーズは1つのエラーが大きく試合の流れを変えています。両者の力が拮抗している証拠です。昨日はカージナルスにエラーが出て、今日はレッドソックスに痛いエラーが出てしまいました。

 それにしてもカージナルスの若い投手陣は球が速く、打ち崩すのが容易ではありません。先発のワカは速球(フォーシーム)の平均球速が94マイル、抑えのマルチネスは98マイル、ローゼンタールも98マイルです。カージナルスの若手投手陣を打ち崩せるのはDHのオルティスだけのような雰囲気です。


Cards take lead
カージナルスがリードを奪う(動画)
10/24/1301:09
10/24/13: Matt Carpenter sends a game-tying sacrifice fly to left field, then an error allows Jon Jay to score the go-ahead run
マット・カーペンターはレフトに同点となる犠牲フライを打ち、エラーによってジョン・ジェイが勝ち越しの得点を記録します


Papi's two-run homer
パピーの2ランホーマー(動画)
10/24/1301:33
10/24/13: David Ortiz gives the Red Sox a 2-1 lead with a two-run shot to left-center in the sixth inning
デイビッド・オルティスは6回、左中間に2ランホームランを放ち、レッドソックスに2対1のリードをもたらします

Cards' double steal
10/24/1300:36
10/24/13: With Daniel Descalso batting, the Cardinals get two runners in scoring position with a double steal
カージナルスの重盗
ダニエル・デスカルソの打席で、カージナルスは重盗により2人の走者を得点圏に送ります

Rosenthal shuts the door
ローゼンタールが試合を締めます
10/24/1301:18
10/24/13: Trevor Rosenthal strikes out Daniel Nava to shut the door and even the series
トレバー・ローゼンタールはダニエル・ナバを三振に取り、試合を締め、シリーズをタイにします



 第3戦からの3試合は場所をカージナルスの本拠地セントルイスに移して行なわれ、DH制がなくなり、レッドソックスにとっては不利となります。オルティスの打撃は外せないので、オルティスは3試合のうち最低でも2試合は1塁を守るようになる見込みです。そうすると、現在1塁を守っているマイク・ナポリはべンチで控えることになります。オルティスに次いでパワーのあるナポリが使えなくなりレッドソックスにとっては大きな痛手となってしまいます。

 第3戦は10月26日(日本では10月27日)にレッドソックスがジェイク・ピービーJake Peavy(シーズン12勝5敗、防御率4.17)、カージナルスがジョー・ケリー Joe Kelly (シーズン10勝5敗、防御率2.69)の先発で行なわれます。

 
 
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2013年10月25日

2013ワールドシリーズ第1戦、レッドソックス8対1で勝利

2013ワールドシリーズ第1戦

8:07 PM ET, October 23, 2013
Fenway Park, Boston, Massachusetts

Cardinals 1   Red Sox 8
            
0勝1敗                1勝0敗


123456789RHE
STL000000001173
BOS32000021-881




W: J. Lester (1-0)
L: A. Wainwright (0-1)

 10月23日、ワールドシリーズ第1戦が、レッドソックスの本拠地フェンウェイパークで行なわれ、レッドソックスが8対1で圧勝しました。先発投手はレッドソックスはジョン・レスター、カージナルスはアダム・ウェインライトで、両チームのエース同士の対決となりました。

 この試合の勝敗を分けたのは守備力、ホームフィールドの優位性、長打力の差でしょう。

 今年のオールスターゲームはアメリカンリーグが勝ったので、ワールドシリーズはアメリカンリーグの優勝チームであるレッド・ソックスにホームフィールドアドバンティジが与えられました。7戦のうち、1、2、6、7戦がレッドソックスの本拠地、3、4、5戦がカージナルスの本拠地で行なわれるので、戦前からレッドソックスの方が優位に立っていたので、第1戦を制したレッド・ソックスはかなり優位な立場に立ったと言えます。

 レッドソックスは1回に5番マイク・ナポリの満塁一掃の2塁打で3点、2回は3番ダスティン・ペドロイアのタイムリーヒットで1点、4番DHデイビッド・オルティスのあわや満塁ホームランかという当たりのライトへの犠牲フライで1点と、2回を終わって5対0とリードしました。
 1回、2回とカージナルスのショート、コズマが2度エラー、さらに2回は浅い高く上がったピッチャーフライと思われた当たりを投手と捕手がお見合いをして、ヒットにしてしまうという守備の乱れもありました。

 7回には2アウトから3塁手デイビッド・フリースが3塁へのゴロを1塁に送球エラーした後、オルティスが右中間に2ランホームランを打ち、7対0とリードを拡げました。
 8回には2塁打の後、ワイルドピッチで3塁に進んだあと、新人のサンダー・ボガーツXander Bogaertsの犠牲フライでさらに1点追加し、8対0とリード。

 カージナルスは9回、マット・ホリデイMatt Holliday のソロホームランで1点を返しましたが、結局8対1でレッドソックスが圧勝しました。

Napoli's bases-clearing double
ナポリの走者一掃の2塁打(動画)
10/23/1301:13
10/23/13: Mike Napoli rips a double to score three runs and give the Red Sox a quick lead in Game 1


Must C: Call
必見:審判のコール
10/23/1304:51
10/23/13: David Ortiz grounds into what appears to be a forceout at second, but the umpires convene and rule Dustin Pedroia safe on an error
2塁への走者ペドロイアがアウトからセーフに判定が覆りました。

Must C: Catch
必見:捕球
10/23/1302:29
10/23/13: Carlos Beltran makes a leaping catch while crashing into the wall in right field, taking away a grand slam from David Ortiz
カルロス・ベルトランはオルティスの満塁ホームランを奪い取りましたが、捕球の最に壁にぶつかって肋骨を打撲してしまい、2イニングで退場となり、明日の出場は不明な状況となってしまいました。

Ortiz's two-run dinger
オルティスの2ランホームラン
10/23/1300:59
10/23/13: David Ortiz crushes a two-run home run in the seventh inning, giving the Red Sox a 7-0 lead
posted by HANG IN THERE YU at 07:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

レッドソックス、ワールドシリーズ進出、上原リーグMVP

レッドソックス、アメリカンリーグ優勝、ワールドシリーズ進出
上原リーグ優勝決定戦MVP


8:00 PM ET, October 19, 2013

Fenway Park, Boston, Massachusetts

Tigers 2         Red Sox 5

         
2勝4敗               4勝2敗 

123456789 R H E
DET 000002000 2 8 1
BOS 00001040- 5 5 1

W: J. Tazawa (1-0)

L: M. Scherzer (0-1)

S: K. Uehara (3)

 10月19日、アメリカンリーグ優勝決定戦第6戦はレッドソックスの本拠地フェンウェイパークで行われ、レッドソックスが7回裏、シェーン・ビクトリーノShane Victorinoのレフトのグリーンモンスターを越える逆転満塁ホームランで、5対2と逆転し、リードをリリーフ陣が守りきり、タイガースを下しワールドシリーズ進出を決めました。

 勝ち投手は田沢投手で、7回2アウト1塁、2塁、打者ミゲール・カブレラの場面でリリーフし、ショートゴロに打ち取りました。

 8回はポストシーズン無失点と好調な左腕クレイグ・ブレスローが三者凡退に抑えました。

 9回は上原投手が登板。
 先頭打者を3連続スプリッターで3球三振。1アウト。
 2人目:バントヒットを狙った打球を上原投手が処理し、1塁アウトで2アウト。
 3人目:ショートへの内野安打を許し、2アウト1塁。
 
 最後の打者は、昨年までレッドソックスに所属していたホセ・イグレシアス
  • Batter
    J. Iglesias
  球目  Speed球速マイルPitch球種 Result結果
1 79 Splitter  Called Strike
2 88 Fastball (Four-seam)  Foul
3 89 Fastball (Four-seam)  Foul
4 81 Splitter  Swinging Strike

Called Strike:見逃しストライク
Swinging Strike:空振りストライク
 4球目、球速81マイルのスプリッターで空振り三振、ゲームセット。上原投手がこのシリーズ3セーブ目を挙げ(1勝、3セーブ)、このシリーズのMVPに選ばれました。


(MLB.com Wrapより)
To the Victor!
勝者に!
Slam sends Sox back to Series
満塁ホームラン( Victorinoが打った)はレッドソックスをワールドシリーズに送り返す

※ことわざ
to the victor go the spoils
The winner of a conflict wins additional benefits, beyond just the subject of the conflict.
戦い、争いの勝者は争いの種以外に、さらに利益を得る
spoils:略奪品、戦利品
(the) spoils of war 戦利品


An inning after the Tigers grabbed their first lead, Shane Victorino put the Red Sox back on top to stay with a grand slam in the seventh, and ALCS MVP Koji Uehara punched Boston's ticket to its third Fall Classic in 10 years with his third save of the series in the ninth.
タイガースが最初のリードを奪った1イニング後の7回、シェーン・ビクトリーノは満塁ホームランを放ち、レッドソックスが再びリードを奪い返しました。アメリカンリーグ優勝決定戦のMVP 上原浩治は9回、このシリーズ3度目のセーブを挙げ、ボストン(レッドソックス)に、この10年で3度目のワールドシリーズへの切符を切りました(導きました)


Victorino's grand slam
ビクトリーノの満塁ホームラン(動画)
10/19/1300:46
10/19/13: Shane Victorino crushes a grand slam to left field, giving the Red Sox a dramatic 5-2 seventh-inning lead
シェーン・ビクトリーノは左翼に満塁ホームランを放ち、レッドソックスに7回、劇的な5対2のリードをもたらします

Koji's scoreless ninth
浩治が9回無失点に抑える(動画)
10/20/13 | 00:01:03
10/19/13: Koji Uehara earns his third save with two strikeouts in a scoreless ninth inning of work in Game 6
上原浩治は第6戦の9回、2三振を奪い、無失点に抑え、3個目のセーブを挙げます
posted by HANG IN THERE YU at 07:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする