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2013年08月31日

上原浩治はレッドソックスのMVP最有力候補

上原投手が8月28日、ボルチモア・オリオールズ戦で、9回をノーヒット、1三振に抑え、14セーブ目を挙げました。防御率は1.22にまで下がりました。これで、21回2/3イニング連続無失点で、レッドソックスではダニエル・バードが2011年夏に26回1/3イニング連続無失点を達成して以来、最長の無失点記録です。しかし、ダニエル・バードはその後成績が急降下し、いまだ復調していません。
 レッドソックスの連続無失点記録はDick Radatz が1963年に達成した33回1/3イニングです。岡島投手は2007年に20イニング連続無失点を記録しています。


Koji Uehara fits in as Red Sox closer with pizazz
上原浩治は活気があってレッド・ソックスのクローザーにぴったりです

pizazz:元気、活気


ON A ROLL: Koji Uehara has 13 saves in 15 chances since taking over in June as the Red Sox closer.
絶好調:上原浩治はレッド・ソックスのクローザーを6月に引き継いで以来、15回のセーブ機会で13セーブを挙げました。

Tuesday, August 27, 2013
(Boston Herald.com)
※記事は8月27日付けで、8月28日に上原投手がセーブを挙げた数字が入っていないので、その数字を下の記事の中で修正してあります。それで、原文と少し異なります。



上原にはクローザーが合っている

 こう指摘しているのは、2009年にオリオールズでチームメイトだったグレッグ・ゾーンGregg Zaunです。

In 2009, Zaun was late in his major league career as a catcher when Koji Uehara left Japan and signed with the Baltimore Orioles. And although Uehara initially was used as a starting pitcher, Zaun always believed his fastball-splitter combination and cool demeanor left him suited for a different role.
2009年、上原浩治がボルチモア・オリオールズと契約して日本を離れたとき、ゾーンは大リーグの捕手として晩年を迎えていました。上原は最初は先発投手として起用されましたが、ゾーンはいつも、上原の速球とスプリッターのコンビネーションと冷静な振る舞いは、もっと違った役割に適していると信じていました。


“I felt he was closer material the first time I saw him pitch,” said Zaun, an analyst for Rogers Sportsnet in Toronto. “He had the repertoire, he had the skill level, and he had been through some pressure situations (in Japan). It wasn’t like he was going to wither. It just seemed natural to me.”
「彼が投げるのを最初に見た時から、彼はクローザーの器だと感じました」トロントのスポーツネットの解説をしているゾーンは言いました。「彼にはあの球種の組み合わせがあり、技術レベルも高く、日本でプレッシャーのかかる状況も経験ずみでした。うろたえるような様子はありませんでした。だから、それはごく自然なことのように思えました」

Since taking over as the closer in June, the 38-year-old right-hander has a 0.31 ERA and 13 saves in 15 opportunities. But here’s the really absurd part: He has a 38-to-2 strikeout-to-walk ratio, and has thrown more than 20 pitches in only one of his last 28 appearances.
6月にクローザーを引き継いで以来、38歳の右腕は防御率が0.31(29イニングで自責点1)で、15回のセーブ機会で13セーブを挙げています。しかし、ここにまったく笑ってしまうほど凄い数字が残っています:彼は三振と四球の比率が38対2で、28回の登板で20球以上投げたのは1回だけです。


“At times we’re all kind of in awe to the point that we probably place unfair expectations on him,” lefty reliever Craig Breslow said. “My expectation now is every time he comes in he’s going to strike out the side, and he’s going to do it in 10 pitches. And while that’s unreasonable, he’s come close pretty consistently. He’s been as dominant as any reliever I can remember.”
「時々みんな、たぶん彼に不公平な期待をかけてしまうことがあり、なにか畏敬の念をおぼえてしまいます」左腕のリリーフ投手クレイグ・ブレスロー(8回を任されているセットアッパー)は言いました。「私が現在彼に期待するのは、彼が登板するたびに三者三振を取り、しかもそれを10球で行なうことです。それは無理な注文ですが、彼はそれに近いことをずっとやっています。彼は私の記憶にあるどのリリーフ投手にも負けないぐらい圧倒的です。

 現在、大リーグで最も圧倒的な投球をしているクローザーは、ナショナル・リーグではクレイグ・キンブレルCraig Kimbrel、アメリカン・リーグでは上原浩治です。
 上原投手は途中でクローザーに代わったので、セーブ数では負けます(キンブレル43、上原14)が、その他の数字では負けていません。

 2013年、8月29日現在
防御率WHIP被打率K/BBK/9BB/9
キンブレル0.970.860.1614.7112.932.75
上原1.220.640.1418.8912.201.37

WHIP: 1イニングあたりに四球あるいはヒットで塁に出した走者の数
K/BB: 1つ四球を出す間に何個三振を奪ったか
K/9:  9イニングあたりの三振の数
BB/9: 9イニングあたりの四球の数

上原投手のWHIP0.64は大リーグトップ、K/BBは大リーグ2位。K/BBの1位はカージナルスのエドワード・ムヒカEdward Mujica投手です。K/9は6.75ですが、BB/9は0.47と四球の数が極めて少ない投手です。ツーシームとスプリッターを投げ、打たせてとる投球スタイルに変えて成功したようです。
 上原投手の大リーグ通算のK/BBは8.18、WHIPは0.86でいずれも大リーグ史上最高(最低100イニング投げた投手)です。WHIPは被打率が年々下がっているので、さらに良くなりそうです。


最近、上原投手がレッドソックスのMVPであるという記事が増えています

McAdam On Gresh & Zo: Koji Uehara Is The Red Sox MVP
August 14, 2013 11:32 AM
上原浩治がレッドソックスのMVPだ

McAdam continues to be impressed by Koji Uehara’s brilliance in the bullpen and that he is arguably the Red Sox MVP at this point in the season.
マックアダムは、上原浩治のリリーフとしての働きは輝きを放っており、、そして上原が間違いなく、今シーズンの現時点ではレッドソックスのMVPだという印象を持ち続けています。

“He doesn’t give free passes and beyond not walking people, he doesn’t fall behind,” McAdam said
「彼はフリーパスを与えません。そして、四球を与えないばかりか、カウントを悪くしません」マックアダムは言いました。

Where would the Sox be without the stability that Uehara has brought? How has he thrived at the closing position?
上原がもたらした安定感がなかったらレッドソックスはどうなっていたでしょうか。 彼はどんなにかクローザーの立場で成果を挙げてきたことでしょうか。

“He doesn’t put himself in a bad position, he fires strikes, he work quickly, he doesn’t get rattled, he channels his emotions.”
「彼は自分を不利な状況に追い込んだりしません。彼はストライクをおもいきり投げ込み、素早く仕事をこなし、慌てたりせず、感情をうまくコントロールしています」


Boston Red Sox MVP: Not David Ortiz Or Dustin Pedroia
August 18, 2013 4:39 pm EDT by Carter Roane
ボストン・レッドソックスのMVP:デイビッド・オルティスでもダスティン・ペドロイアでもない

The 2013 Boston Red Sox have been in first place for almost the entire season and have managed to stay there despite crucial injuries to some key players. This, in part, is due to the depth that this team has where they have been able to handle these situations and not only survive, but thrive. One player in particular stands out as someone who stepped in due to injuries and not only has handled the job very well, but has actually been outstanding. So outstanding that the Red Sox would not be in first place without him. That player is the closer Koji Uehara.
2013年のボストンはほとんどシーズンを通して首位にいます。そして、軸になる選手が何名か重症の怪我をしたにもかかわらず、その位置になんとか留まっています。この理由の一部はこのチームの選手層が厚いからです。それで、この状況に対処することができました。ただ、生き残るだけでなく、成功を収めることができたのです。ある選手が特に目立ちます。怪我が発生したために代わりにやって来て、ただその仕事をたいへんうまくこなしただけでなく、実際突出した活躍をしました。その活躍が凄かったので、レッドソックスは彼なしには首位にはいなかったと思います。
 その選手はクローザーの上原浩治です。


Is David Ortiz or Koji Uehara the Red Sox MVP?
By Ron Chimelis, The Republican
on August 26, 2013 at 9:04 AM, updated August 26, 2013 at 4:53 PM
レッドソックスのMVPはデイビッド・オルティスか上原浩治か?




posted by HANG IN THERE YU at 22:47 | Comment(1) | TrackBack(0) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
WHIPとかK/BBとかよく強調されるけど、それって被弾が考慮されない問題ある指標じゃん。
強調するのはどうかと思うけどな。
Posted by at 2013年09月01日 02:10
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