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2013年07月12日

川崎宗則選手スランプから脱出、9回に決勝打

 川崎選手9回に決勝点

7:05 PM ET, July 10, 2013
Progressive Field, Cleveland, Ohio

Blue Jays 5            Indians  4

123456789RHE
TOR000000203561
CLE010000012492





W: N. Wagner (2-3)

L: R. Hill (0-1)

S: S. Delabar (1)


  トロント・ブルージェイズの川崎宗則選手が、クリーブランド・インディアンズ戦で、18打席連続無安打のスランプから脱出し、9回2アウト満塁から決勝打となるタイムリーヒットを放ちました。

 2対2で迎えた9回表、2アウト満塁のチャンスに川崎選手の打席が回ってきました。左中間にライナー性の当たりを放ち、相手守備のエラーも重なり、走者一掃の3点が入り、5対2と逆転し、この日のヒーローになりました。また自身の伝説に新たなページをつけ加えました。
 しかし、9回の裏に2アウト満塁から相手打者の打球は2塁手の川崎選手の左側に飛び、捕球して一塁へ送球しました。これでゲームセットとなるはずでした。しかし、送球が一塁手の頭の上を通過するタイムリーエラーになり、5対4の1点差にされ、なお2塁、3塁に走者が残り、一打逆転の場面となりましたが、リリーフしたデラバーが1球でセンターフライに打ち取りゲームセット。
 川崎選手は危うく、ヒーローから戦犯にされるところでしたが、5対4でブルージェイズがインディアンスを破りました。

 この日の川崎選手の成績は3打数1安打1四球、2打点でした。通算打率は.214。

 この日のブルージェイズは8番打者のエミリオ・ボナファシオ選手(いつもは2塁だがこの日はレフトの守備についた)も2アウト満塁から2点タイムリーヒットを放ち、2対2の同点とする活躍を見せました。この日は全得点を8番ボナファシオ、9番川崎の両選手が稼ぎ出し、下位打線がチームを引っ張りました。


Munenori Kawasaki propels Jays to 5-4 win in Cleveland
川崎宗則はジェイズを加速させ、クリーブランドで5対4の勝利へと導きます


BY MIKE RUTSEY ,TORONTO SUN
FIRST POSTED: WEDNESDAY, JULY 10, 2013 10:30 PM EDT | UPDATED: WEDNESDAY, JULY 10, 2013 10:48 PM EDT

CLEVELAND - The legend of Munenori Kawasaki grows.
クリーブランド - 川崎宗則の伝説は成長を続ける

Only, this time, it almost went from hero to goat.
ただ、今回はあわやヒーローから戦犯になるところでした。

The Blue Jays’ insanely popular utility infielder came through in the clutch once again Wednesday night. Shaking off an 0-for-18 slump, he steered a two-run single into left-centre in a three-run ninth to propel the visitors to a narrow 5-4 victory over the Cleveland Indians.
ブルージェイズの異常なほどに人気のあるユーティリティー内野手は、水曜の夜、またもやチャンスの場面で期待通りに活躍しました。18打数0安打のスランプを振り払って、9回に彼は左中間に2点タイムリーヒットを流し打ちし、(エラーが絡んで)3点が入り、ビジターであるブルージェイズがクリーブランド・インディアンスを5対4の僅差で破る原動力となりました。


川崎走者一掃のヒット(動画)
Kawasaki's bases-clearing hit 07/11/13 | 00:01:00


Kawasaki starts double play 07/11/13 | 00:40
川崎ダブルプレイの起点となる(動画)
7/10/13: Munenori Kawasaki snags Jason Kipnis' grounder and flips to Jose Reyes to start a double play in the first inning
川崎宗則はジェイソン・キプニスのゴロを捕球し、ホセ・レイエスに送球し、1回にダブルプレイの起点となる


posted by HANG IN THERE YU at 02:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月11日

田中賢介選手,大リーグに鮮烈なデビュー

 7月9日、元日本ハムの田中賢介選手が3Aのフレズノから大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツに昇格し、メッツ戦にレフトで先発出場しました。
 ジャイアンツの2塁には昨年のワールドシリーズでも大活躍したスクッタロー選手がいて、2塁手のポジションを取るのは困難な状況の中で、良く大リーグに昇格できたなと感心してしまいました。

 田中選手は2回にレフトへのホームラン性の当たりを壁際でジャンピングキャッチしファインプレイを見せました。5回にはセンター前に大リーグ初ヒットを記録し、観客からスタンディング・オベーションを受けました。7回には先頭打者として四球で出塁し、初得点も記録し、5対5の同点のホームを踏みました。しかし、試合は8回にリリーフ陣が満塁ホーマーを浴び5失点を喫し、結局10対6でジャイアンツは負けてしまいました。

 敗戦の中でも田中選手の活躍が際立った試合でした。

 田中賢介選手は大リーグに鮮烈なデビューを飾ったと言えるでしょう。田中賢介選手は3Aで打率.330、20盗塁を記録し、2塁とレフト(9試合)を守っていました。ボッチー監督によると、これからはレフトでの先発出場が増える見込みです。
 しかし、ジャイアンツはロイヤルズから長打力のあるジェフ・フランコーア選手をマイナー契約で6月30日にレフトの選手として獲得しており、オールスターゲーム明けにも大リーグに昇格してくる見込みです。田中選手はそれまでに良い結果を残しておきたい状況です。

2回、田中選手のレフト壁際でのジャンピングキャッチ
20130709kensuke tanaka leaping catch1
20130709kensuke tanaka leaping catch2
 
田中選手の鮮烈な大リーグデビュー(動画) 
Tanaka's impressive MLB debut 07/10/13 | 00:01:02
7/9/13: Kensuke Tanaka makes his MLB debut in impressive style, taking back a home run and picking up his first big league hit
田中賢介はホームランを奪い取り、大リーグ初ヒットを放ち、鮮烈なスタイルで大リーグデビューを飾りました

必見:田中選手のキャッチ(動画)




posted by HANG IN THERE YU at 05:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月03日

ダルビッシュ8勝目、1ケ月半ぶりの勝利

3:05 PM ET, June 30, 2013
Rangers Ballpark in Arlington, Arlington, Texas
Reds 2              Rangers3
123456789RHE
CIN000000020261
TEX00002010-380




W: Y. Darvish (8-3)
L: M. Latos (7-2)
S: J. Nathan (27)

 ダルビッシュ投手が5月16日以来、8試合振りに勝ち星を挙げ今シーズンの成績を8勝3敗としました。

ダルビッシュ、レッズを0点に抑える(動画)



 勝ち星がなかった1ヵ月半の調子自体は特別悪くはなく、チームの攻撃力がひどく悪かったのが勝てなかった大きな要因のひとつです。この間、本塁打を多く打たれたのが目立ってしまったせいか、回りからは直球が少なく変化球に頼りすぎなのが原因ではないかと言われていました。相手打者が変化球を狙い打っているために本塁打が多くなっていると指摘されていました。
 しかし、本塁打は多く打たれましたが、この間の防御率自体は3を切っており、チームの打撃が低調であったことも大きな要因でもあります。防御率が3前後の成績ではチームの打撃の調子次第で勝ちがまったく付かなかったり、全部勝ちになったりする可能性があります。良い例がタイガースのマックス・シャーザーとメッツのマット・ハービーです。
  シャーザーは7.83点/9回という大リーグトップの得点サポートを受け、防御率3.10ながら12勝0敗と大リーグトップの勝ち星(7月2日現在)を挙げています。一方、ハービーは防御率2.00ですが、4.31点/9回という52位の得点サポートしか受けておらず、7勝1敗にとどまっています。
 ダルビッシュ投手は今シーズン前半は多くの得点サポートを受けてきましたが、チームの打撃が不振になってから勝ち星が付かなくなりました。それでも、全体としてダルビッシュ投手は5.96点/9回で大リーグ11位の得点サポートを受けてきたので、良い方です。
 最下位(98位)の投手はシカゴ・ホワイトソックスのクリス・セイル投手の2.62点/9回です。セイル投手は、防御率は2.79と良いのですが、5勝7敗という成績にとどまっています。
 また、2012年度のナリーグのサイヤング賞を受賞したドジャースのクレイトン・カーショウは防御率は2.08と大リーグ4位ですが、2.82点/9回という大リーグ96位(最下位から3番目)の得点サポートしか受けれず、6勝5敗にとどまっています。
 勝ち星を挙げるのは、防御率が良くても、得点サポートが低いとむづかしいことがよくわかります。


 ダルビッシュ投手は、この日は正捕手のピレジンスキーではなく、ソト捕手とバッテリーを組み、速球を7割近く投げて6回2/3イニングを4安打0点に抑え8勝目を挙げました。四球は4、三振は8、防御率は2.78。投球数は117、内ストライク77でした。今シーズンの三振の合計は151(球種ごとの内訳は、スライダー100、フォーシーム35、ツーシーム8、カットボール5、カーブ3)で大リーグトップで、2位のマット・ハービーの132を大きくリードしています。三振奪取率も11.99/9回で大リーグトップです。

6/30の球種の比率
球種比率(%)
フォーシーム41.0
スライダー24.8
カットボール15.4
ツーシーム15.4
スプリッター2.6
カーブ0.9
速球、フォーシーム、ツーシーム、カットボールの合計は71.8%

5/21から6/25までの勝ちがなかった7登板の球種の比率
球種比率(%)
スライダー42.3
カットボール18.4
ツーシーム17.3
フォーシーム17.2
カーブ2.5
スプリッター2.2
速球、フォーシーム、ツーシーム、カットボールの合計は52.9%

6/30の速球の比率は、勝ちのなかった時期の52.9%から71.8%に増えています。またこの日の速球フォーシームの平均球速は93.7マイル(右打者には94.1マイル)と球威がありました。


ソト捕手とダルビッシュ投手との相性を示すデータ


Soto has had more success with Darvish than the other catchers he has teamed with while with the Rangers: Mike Napoli, A.J. Pierzynski and Yorvit Torrealba. Darvish is 9-1 with a 2.87 ERA when working with Soto and 14-11 with a 3.90 ERA with the other catchers.
ソトはレンジャーズでダルビッシュとバッテリーを組んだ他の捕手、マイク・ナポリ、A.J.ピエルジンスキー、ヨービット・トレアルバよりももっと成功を収めています。ダルビッシュがソトとバッテリーを組んだときの成績は9勝1敗、防御率2.87で、他の捕手とバッテリーを組んだときは14勝11敗、防御率3.90です。


ダルビッシュ投手の2012年と2013年(6月30日まで)の成績の比較
2013年はほとんどの項目で2012年を上回っています。昨年を下回っているのは、ゴロが少なくなり、フライが増え、被本塁打率が高くなっている点だけです。

四球率2012-2013
三振奪取率2012-2013
被打率
ゴロ・フライ・ライナー2012-2013
被本塁打率2012-2013


2013年度はどの球種の調子が良いのか、悪いのか?

2013年度の球種ごとの被打率
球種被打率
スライダー.149
フォーシーム.158
ツーシーム.220
カットボール.274
スプリッター.300
カーブ.444


2012年度の球種ごとの被打率
球種被打率
スライダー.133
カットボール.184
カーブ.224
スプリッター.244
フォーシーム.262
ツーシーム.290

スライダーは今年も去年と変わらず調子は良いです。フォーシームは去年に比べてずいぶん良くなっています。球速もアップしています。ツーシームも良くなっています。
 カーブは有効ではないようです。速球を多く見せておかないとカーブは打たれてしまうということです。
 スプリッターも調子は良くありません。今年はスプリッターでまだ三振を奪っていません。

 特に問題なのはカットボールです。カットボールは左打者対策用に投げており、右打者にはあまり投げていません。スプリッターも左打者に多く投げています。カットボール、スプリッターの調子が悪いと言うことは左打者に多く打たれているのではないかという推測がなされます。

 2013年度、ダルビッシュ投手は左打者にどれほど多く打たれているのか(6月30日現在)?

 2013年度の成績(6月30日現在)
打席防御率イニング数本塁打四球三振打率WHIP
3.1466.081879.2151.09
2.2847.161972.1510.91
 2012年度の成績
打席防御率イニング数本塁打四球三振打率WHIP
4.23106.1554120.2311.19
3.4985.0935101.2071.23

 昨年に比べれば、右、左いずれの打者に対する成績も良くなっていますが、相変わらず、左打者に多く打たれています。特に左打者に本塁打を多く打たれているのが目に付きます。そのためか、今年も相手の打線は左打者を揃えてきます。



posted by HANG IN THERE YU at 12:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | MLB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする